映画『学校は二度死ぬ』公式サイト（ジュニア映画制作ワークショップ2016）

参加者向けの事前説明会で箱からキーワードが書かれた紙を各々3枚引いてもらい、そのキーワードを元に原案を書いてもらった。それぞれ違うキーワードに思い思いの肉付けをしていった。参加者18名の作品を1つに絞るとき、まだこの作品は原案レベルで未完成。選ばれた後、シナリオ完成までは長い道のりだった。

監督をまず決めた後、オーディション形式で配役をしていった。なお、この時点では上原冬斗役は決まらず、後に参加者が友達を探してくることになる。

配役が決まったらそれぞれの衣装を決めていった。学校に閉じ込められた作品だから制服のみと思いきや、衣装は思いのほか複数のパターンがあり、1回で衣装が揃いきらずに後から追加で衣装を持ってきたりした。

ロケ先を見てこの場所で良いのか、この場所で撮影するならば何が必要かなどを見極めていった。学校に閉じ込められた話だが、実際には複数の学校をお借りして撮影をしているため何度も移動をしている。

撮影で必要な小道具やロケ先を飾りこむ装飾などを作成していった。教室は実際には大学の一教室をお借りしているため、中学校の教室に見せるため多くの掲示物を作っている。

ワークショップ史上最長となるシナリオを撮り切るために、各ロケ先の借用時間を使いきっての撮影となった。

3人を中心に分担し編集作業を行っていった。編集作業に入ってからバレ物（写り込んだ機材など）を見つけることもしばしばで、編集は苦戦を強いられた。

夏場だけに蝉の音がひどかったり、部活の音が入ってしまったりと現場の音が使えないシーンが多かったため、アフレコの量もかつてない多さだった。

最後の調整作業。実際には作品を見て足りない音があちこちにあったため、追加のアフレコを行うことになった。