2001年/日本/88分 監督/三原光尋 出演/吹石一恵、沢木哲、大島由香里、小島美保
● STORY ●
17歳の夏音は、最近何をしてもうまくいかない。先輩の悪口を言えば聞かれてしまうし、妹とけんかをすれば自分だけが怒られる。あげくの果てに、好きだった先輩には「彼女がいる」とふられてしまった。なんで自分だけ、こんなにうまくいかないのか。明日なんて来なくていい。花火の夜、落ち込んで葡萄畑に座り込んでいる夏音の前に、不思議な少女が現われる。そして、もう一度同じ日をやり直すチャンスが夏音に与えられた。
● COMMENT ●
17歳という子供と大人の間の微妙な年齢が、みていてくすぐったい、懐かしくて爽やかなお話。「なんで私ばっかり良い子でいないといけないの?」主人公のその思いが、自分の17歳の頃の思いと重なって、とても切ない。家族や友達との関係、そして初恋。今思えばなんてことないありふれたことが、17歳の頃はすごく大切なことだった。葡萄畑の木々の緑や、花火などのきれいな映像にも心が癒される。
舞台挨拶:三原光尋監督
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2000年/日本/111分 監督/中野裕之 出演/永瀬正敏、桃生亜希子、竹中直人、麻生久美子、緒川たまき
● STORY ●
時は2002年。いつまでたっても売れない役者の圭介は、結婚を考えていた恋人エリのために夢を諦めようとするが、かえって二人の溝が深まり、別れる結果に。そのショックでエリは言葉を失ってしまうが、知り合った樹医ダニーの導きで自然とふれあい、そのなかで少しずつ心が癒されていく。一方、圭介は売れっこ女優の美香に見初められたことで、若侍役に抜擢される。しかし何故か満たされない気持ちが続いていた…。
● COMMENT ●
「ピースな映像」作家。これは、中野監督につけられた肩書きです。この作品でも、ストーリーの裏側にはピースな地球に対する気持ちがあふれています。でも、それだけでなく、多くのアーティストのミュージック・ビデオを手がけてきた監督だけあって、映像の美しさは一品!
そして、サムライ姿の永瀬さん達が争うシーンは、一体どうやって撮影されたのかお聞きしてみたくなるような新しさなのです。
舞台挨拶:中野裕之監督(予定)
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