ホーム > 作品ラインナップ > 永遠の大島作品/愛のコリーダ 完全ノーカット版
2013年1月15日、戦後の新しい日本映画を切り開いた監督がこの世を去った。その“型破り”と評されることの多い作品は、日本のみならず世界中で反響を呼び、大きなインパクトを与えた。あらゆる常識をぶち壊し、挑戦を続けてきた大島渚の作品をいま一度じっくり見つめたい。 |
愛のコリーダ 完全ノーカット版 |
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「愛のコリーダ」(1976)監督:大島渚
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1976年/日本・フランス/109分/35mm
監督・脚本:大島 渚
出演:藤 竜也、松田英子、中島 葵、芹 明香、阿部マリ子、三星東美、殿山泰司
第1回報知映画賞主演男優賞
昭和11年、東京中野の料亭に住みついた阿部定は吉蔵と出会った。二人だけの世界に没入していく定と吉の姿を大島渚監督が描き上げる。若松孝二氏も制作に名を連ねたこの映画は、カンヌ映画祭で絶賛を浴び、“世界のオオシマ”の名を高めた。 |
佐藤 忠男さん(映画評論家・日本映画大学学長) | |
1930年新潟県生まれ。「映画評論」「思想の科学」の編集にたずさわりながら評論活動を行う。アジア映画を中心に、世界中の知られざる優れた現代映画を発掘、紹介し日本の映画界に貢献。映画ばかりではなく演劇、文学、教育など幅広い分野にわたり執筆活動を続けている。著作に「日本映画史」(全4巻)「日本映画の巨匠たち」(全3巻)など多数。現在、日本映画大学学長をつとめ、日本映画の将来を担う人材の育成に尽力している。 |