スクリプター・白鳥あかねの映画人生50年+ SPECIAL

当映画祭代表をつとめる白鳥あかねが、この度、第37回日本アカデミー賞協会特別賞を受賞。長年、スクリプターとして多くの映画制作に携わってきた業績が評価されました。
そこで、今年はSPECIAL企画として、白鳥が日活在籍時代に関わった珠玉の3本を上映。SPECIAL企画にふさわしいSPECIALなゲストとして、俳優の藤竜也さんの来場も決定!

○書籍紹介 『スクリプターはストリッパーではありません』
実録白鳥あかね・裸の履歴書!
映画の撮影現場で常に監督の側につき、全てを記録するスクリプター。数々の名監督たちと激動の映画界を渡り歩いた彼女にしか語れない戦後日本映画史。撮影秘話も盛りだくさん。貴重な撮影現場の写真や当映画祭でのコスプレ姿も必見!

白鳥あかね著
国書刊行会/A5判/312頁/定価2800円+税

野良猫ロック 暴走集団'71

©日活

◆70年代、アクション映画の決定版

1971年/日本/87分/35mm
監督:藤田敏八
出演:梶芽衣子、藤竜也、原田芳雄、地井武男
あらすじ:新宿の公園に寝泊まりするヒッピー集団。ある日彼らは、別の集団の襲撃を受け、仲間を奪われてしまう。大切な仲間を取り戻すため、地方の小さな町へ乗り込んだ彼ら。そして壮絶な戦いが幕を開ける。ゲストに藤竜也さんが来場!当時の撮影秘話など貴重なお話を伺います。映画祭の最終日を飾る豪華企画。

スケジュール
10.30[木] 10:00 川崎市アートセンター・アルテリオ映像館
11.3[月・祝] 14:10 川崎市アートセンター・アルテリオ映像館
ゲスト(予定):藤 竜也さん(俳優)
聞き手:白鳥あかねさん
聞き手:白鳥あかねさん(スクリプター・当映画祭代表)

1932年東京生まれ。早稲田大学文学部卒。新藤兼人監督『狼』でスクリプター助手を務め、1955年日活に入社。以後、スクリプターとして斎藤武市、今村昌平、藤田敏八、代辰巳、根岸太郎など多くの監督とその作品に関わってきた。また、曾根中生監督『わたしのSEX白書 絶頂度』など、脚本家としても活躍。1992年、スクリプターの地位向上を目指し、日本映画・テレビスクリプター協会設立に尽力。あきた十文字映画祭顧問、KAWASAKIしんゆり映画祭代表を務めるなど、広く映画普及に寄与した功績により、2004年文化庁映画賞映画功労表彰部門受賞。2014年には第37回日本アカデミー賞協会特別賞を受賞。
ゲスト:藤 竜也さん(俳優)

1941年、北京生まれ。
主な出演作品は、『愛のコリーダ』(報知映画賞受賞最優秀主演男優賞)、『愛の亡霊』(カンヌ映画祭最優秀監督賞)、『野良猫ロック 暴走集団'71』、『村の写真集』(平成17年上海映画祭最優秀主演男優賞)、『私の男』(モスクワ国際映画祭最優秀作品賞)など多数。

濡れた週末

濡れた週末
©日活

◆日活ロマンポルノ、後期の傑作。

1979年/日本/71分/35mm
監督:根岸吉太郎
出演:宮下順子、亜湖、山下洵一郎、安達清康
あらすじ:町工場の社長と不倫関係にある事務員・志麻子。社長の妻の目を盗んでは、愛欲に溺れていた。不倫相手とその妻の円満な家庭生活に嫉妬し、孤独を強く感じていた志麻子は、ある若い男との情事をきっかけに、複雑な人間関係の中に身を投じることになり…。

スケジュール
10.30[木] 16:30 川崎市アートセンター・アルテリオ映像館
10.31[金] 16:20 川崎市アートセンター・アルテリオ映像館

濡れた欲情 特出し21人

©日活

◆全国を巡回するストリッパーの日常

1974年/日本/77分/35mm
監督・脚本:神代辰巳
出演:片桐夕子、芹明香、絵沢萌子、古川義範
あらすじ:その日暮らしの芳介は、6万円が入った財布を拾い、そのままスケこましの旅に出る。海辺でメイ子をこまし、さっそくストリッパーにしようと企むが、前の女・夕子に見つかってしまう…。白鳥あかね著作『スクリプターはストリッパーではありません』のタイトルにもなった逸話のある作品。

スケジュール
10.31[金] 18:30 川崎市アートセンター・アルテリオ映像館
ゲスト(予定):白鳥あかねさん
聞き手:高崎俊夫さん(『スクリプターはストリッパーではありません』企画・編集)
11.2[日] 19:10 川崎市アートセンター・アルテリオ映像館
聞き手:高崎俊夫さん(『スクリプターはストリッパーではありません』企画・編集)

ジュニア映画制作ワークショップ

白鳥さん本

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