日本映画学校・日本映画大学から巣立った才能【入場無料】

新百合ヶ丘から、映画界への扉を開ける
故・今村昌平監督が創立し、新百合ヶ丘に本拠を構える日本映画大学(旧・日本映画学校)で学んだ若者の短編2作品を上映。彼らに映画の明るい未来を託す。
水際の魚(うお)
水際の魚
2015年/日本/31分
日本映画大学2期卒業制作作品
監督:高巣雄太
脚本:近藤希実
出演:長宗我部陽子、斉藤夏美、松沢真祐美

日本映画大学2015年度佐藤忠男賞
一般社団法人日本ポストプロダクション協会
第20回JPPA AWARDS 2016 学生の部ドラマ部門(音響技術奨励賞)

ゲストトークあり(予定)近藤希実さん

川崎市アートセンター・アルテリオ小劇場
11月10日(木)ゲスト 18:20

※『good-bye』と同時上映

ストーリー

2015年の夏、宮城県石巻。津波で両親を失った三姉妹の長女・香織は、子宮頸がんを患う三女・詩織を支えながら暮らしていた。ある日、東京で働く次女・伊織は姉に呼ばれ、久しぶりに実家に帰ることに…。

ここがオススメ!

三姉妹を中心とした人間模様と、忘れてはならない“あのとき”東日本大震災以降を描いたドラマ。31分の短編映画の中で、姉妹それぞれの人間像が丁寧に描かれています。なお、脚本の近藤希実さんは『折り花』で第25回新人シナリオコンクールの佳作を受賞したほどの力量の持ち主。その脚本にも注目。(ひらもと)

ゲスト(予定)
近藤希実さん
近藤希実さん
フリーライター

徳島県出身。会社員を経て日本映画大学に2期生として入学。脚本コースで学ぶ。2016年春に卒業し、卒業シナリオが第25回新人シナリオコンクールで佳作を受賞。現在は脚本を書きながら、季刊誌「映画芸術」の編集に携わり、アシスタントプロデューサー等として映画の撮影現場にも関わっている。


good-bye
good-bye
2015年/日本/30分
文化庁委託事業「ndjc:若手映画作家育成プロジェクト2014」完成作品
監督・脚本:羽生敏博(日本映画学校第15期卒業生)
出演:安藤玉恵、竹中涼乃、矢崎由紗

カイロ国際映画祭2015 Cinema of Tomorrow国際コンペティション入選

ゲストトークあり(予定)羽生敏博監督

川崎市アートセンター・アルテリオ小劇場
11月10日(木)ゲスト 18:20

※『水際の魚』と同時上映

ストーリー

母と幼い娘たちはネットカフェで生活していた。貧しいながらも仲睦まじく暮らしていたのだが、ある日、母が職を失ってしまう。新たな職場や借金のあてを探すのが上手くいかず、状況は好転しない。母娘の向かう先には…。

ここがオススメ!

ネットカフェで仲良く生活する母娘がとても微笑ましく、監督の目線の優しさが感じれる。安藤玉恵の母親役もとても良かった。子供たちが道路いっぱいに描いた絵が心に残る。(スズキ)

ゲスト(予定)
羽生敏博監督
羽生敏博監督
日本映画学校第15期卒業生

1981年茨城県出身。日本映画学校(現・日本映画大学)卒業。CM、MV、舞台映像等、独自の視点を活かし映像ディレクターとして活動中。ndjc2014完成作品『good-bye』が、カイロ国際映画祭Cinema Of Tomorrowインターナショナルコンペティションに正式出品される。現在、長編映画『東京の光』の公開準備中。今年12月にはndjc2014参加5作家によるオムニバス映画『スクラップスクラッパー』の劇場公開を控えている。


 
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