その先に、見える世界。

例えば人間とアンドロイド、夢と現実、自分の記憶と他人の記憶…。異質なものが融合した時、何が起きるのか。独自の視点で作品を世に送り出してきた二人の監督が問う、私たちの現在とその先の世界をぜひスクリーンで。
さようなら【R15+】
さようなら
2015年/日本/112分
監督:深田晃司
脚本:深田晃司
原作:平田オリザ
出演:ブライアリ―・ロング、新井浩文、ジェミノイドF、村上虹郎

マドリッド国際映画祭 ディアス・デ・シネ最優秀作品賞

ゲストトークあり(予定)深田晃司監督

川崎市アートセンター・アルテリオ小劇場
11月08日(火)ゲスト 18:50
11月13日(日) 14:00
ストーリー

原子力発電所事故で国土の大半を放射能に汚染された近未来の日本。政府は「棄国」を宣言し、国民の計画的避難が始まった。外国人で難民のターニャと病弱な彼女の世話をするアンドロイドのレオナは、避難優先順位が下位なためにとり残されてしまう。

ここがオススメ!

アンドロイド役を本物のアンドロイド「ジェミノイドF」が演じる、“世界初”の人間とアンドロイドの競演作。劇作家・平田オリザ氏の15分の演劇を、『淵に立つ』で第69回カンヌ国際映画祭 「ある視点」部門審査員賞を受賞した深田晃司監督が映画化。観客は、死にゆく人間と永遠を生きるアンドロイドの濃密な最期の時間を、映像美とともに体感することになる。

ゲスト(予定)
深田晃司監督
深田晃司監督
映画監督

1980年生まれ、東京都出身。映画美学校監督コース修了後、2005年、平田オリザ主宰の劇団青年団に演出部として入団。06年発表の『ざくろ屋敷』にてパリ第3回KINOTYO映画祭ソレイユドール新人賞を受賞。08年『東京人間喜劇』にてローマ国際映画祭選出。10年『歓待』が東京国際映画祭日本映画「ある視点」部門作品賞、プチョン国際映画祭最優秀アジア映画賞を受賞。13年には『ほとりの朔子』がナント三大陸映画祭グランプリ&若い審査員賞をダブル受賞。

SHARING
SHARING SHARING
2014年/日本/111分
監督:篠崎 誠
脚本:篠崎 誠/酒井善三
出演:山田キヌヲ、樋井明日香、木村知貴、河村竜也

ゲストトークあり(予定)篠崎 誠監督
山田キヌヲさん

川崎市アートセンター・アルテリオ映像館
11月08日(火) 15:40
11月13日(日)ゲスト 10:00
ストーリー

社会心理学者の瑛子は東日本大震災の予知夢を見た人の調査を行っていた。彼女自身も震災で亡くした恋人の夢を見続けている。一方、瑛子と同じ大学で演劇科の学生・薫は、3.11をテーマにした卒業公演に追われていた。実は薫も、奇妙な夢を見るようになっていた。

ここがオススメ!

東日本大震災を経験した我々が抱いた終末観。「誰にでも起こる」という不安。悪夢が繰り返すホラー映画の体をとりながら、震災後の日本人の心象を映像化した作品。「夢なら覚めて」と「夢なら覚めないで」の間で手に汗握り、動悸が激しくなる、目をそらしたいのにそらせない、今年の映画祭一番の衝撃作。

ゲスト(予定)
篠崎 誠監督
篠崎誠監督
映画監督

1995年『おかえり』で監督デビュー。同作がベルリン国際映画祭最優秀新人監督賞、モントリオール世界映画祭新人監督グランプリなど海外で11賞受賞。主な監督作に『忘れられぬ人々』(2000年ナント三大陸映画祭主演女優賞、主演男優賞W受賞)『犬と歩けば』(2004年上海国際映画祭ニュータレント部門グランプリ)『東京島』(10)『あれから』(12)など。北野武監督のドキュメンタリーを2本手がけ、黒沢清監督との共著『黒沢清の恐怖の映画史』がある。


山田キヌヲさん
山田キヌヲさん
女優

1981年、宮崎県出身。高校演劇をきっかけに早稲田大学演劇映像コースへ進み役者として活動。2004年、廣木隆一監督『ガールフレンド』にて主役に抜擢されスクリーンデビュー。映画・TV・舞台と精力的に活動中。【映画】『SHARING』主演(監督 篠崎誠)、『貌切り』主演(細野辰興監督16年12月公開)、【TV】『ワカコ酒1・2』レギュラー(BS JAPAN)、『となりのシムラ』(NHK)、『スカッとジャパン』(CX)、【CM】『ポケットモンスター サン・ムーン』他。

 
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