19日、20日と編集作業は毎日続く。「カミオカンデとは?」、「ホトマルとは?」についてナレーションのもとになるもの(わかりやすい説明)を考え、書いてみる。
カミオカンデに実際に行ったり、小柴さんにインタビューをする為に、随分これらのことを学んできた中学生達だが、小学生にもわかるように簡単に説明をするのはなかなか難しい。
「これをわかりやすく説明するのは一つの山場・・・」と講師。カミオカンデについて3人とも少しずつ書けたが、ニュートリノがどんなに小さいか説明するのにいい表現を一生懸命考えていえるうちにお昼になる。
午後からは少し気分を変え、編集の仕方を教えて頂く。いい画面を拾って切り貼りしたり、テロップを入れたり、声だけを動かしたりなど、いろんなことができるので、驚きと共にみんな大感激!!
「おれ、こういうの大好き、こういうのやりたかったんだよー。」とポム。中学生達がどれだけ編集をやらせてもらえるかは、今後どれ位時間があるかによるよう。
今日の本題「カミオカンデとは?」、「ホトマルとは?」に戻る。3人が考えたものをそれぞれ読んでみる。カズマ、ポムにはそれぞれ良い箇所があり、全体的な調子ははっちゅんのものが
良いという感じで、3人の文章を合わせることにする。
14時になり、カズマは用があり途中で帰る。映画学校の清掃の為、場所を移して(職員室?)残った2人で辞書を使ったりもしながら更に考える。ニュートリノがいかに小さいか?「砂粒より桁外れに小さい?」「とってもとってもとっても小さい・・・に逃げるか?」と講師はヒントを出しながら辛抱強く、中学生から答えを導き出そうとしている。
「ホトマルは死ぬほど弱い光を測る機械……?」、「ニュートリノが水の粒にあたって光を出しその光をホトマルが測る……」とだんだんわかってきたところで、明日に持ち越し。