活弁で甦る名画
サンライズ
監督:F.W.ムルナウ
出演:ジョージ・オブライエン、ジャネット・ゲイナー
●第1回アカデミー賞® 芸術作品賞・主演女優賞(ジャネット・ゲイナー)・撮影賞
※アカデミー賞は第1回のみ、作品賞と芸術作品賞に分かれていた。
ゲストトークあり(予定)
澤登 翠さん
白鳥あかねさん
川崎市アートセンター・アルテリオ小劇場 | |
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11月3日(火・祝)ゲスト | 15:30 |
至上の愛、究極の美と謳われた無声映画の傑作
都会から来た女に誘惑され、妻を殺そうとした農夫がやがて本当の愛に目覚めるまでの心の葛藤を描く。光と影を巧みに使った映像と、移動撮影によるカメラワークの芸術性が称賛を浴びた。ラストシーンはいつまでも語り継がれるに違いない。ドイツの巨匠、ムルナウ監督の渡米後第一作。
弁士
東京都出身 法政大学文学部哲学科卒業。故松田春翠門下。弁士の第一人者として国内をはじめ、フランス、アメリカ他の海外公演を通じて、“弁士”の存在をアピールし高い評価を得ている。「伝統話芸・活弁」の継承者として“活弁”を現代のエンターテインメントとして甦らせ文化庁映画賞他数々の賞を受賞。多彩な語り口で現代劇・時代劇・洋画と様々なジャンルの無声映画の活弁を務めている。本年「文藝春秋」に掲載された「日本を代表する女性120人」にも選出されている。
スクリプター・前KAWASAKIしんゆり映画祭代表
1932年東京生まれ。早稲田大学文学部卒。新藤兼人監督『狼』でスクリプター助手を務め、1955年日活に入社。以後、スクリプターとして斎藤武市、今村昌平、藤田敏八、代辰巳、根岸太郎など多くの監督とその作品に関わってきた。また、曾根中生監督『わたしのSEX白書 絶頂度』など、脚本家としても活躍。1992年、スクリプターの地位向上を目指し、日本映画・テレビスクリプター協会設立に尽力。あきた十文字映画祭顧問、KAWASAKIしんゆり映画祭代表を務めるなど、広く映画普及に寄与した功績により、2004年文化庁映画賞映画功労表彰部門受賞。2014年には第37回日本アカデミー賞協会特別賞を受賞。