ある朝突然クラスメイト・神崎真の死を告げられる、彩羽・優香・楓。
一週間後、新聞委員の優香は学級新聞の連載小説の続きを書くよう彩羽にお願いする。しかし、神崎の死から立ち直れない彩羽は、「三井さんが書いたら?」と逆に提案する。これをきっかけとし、優香のくすぶっていた作家になりたいという情熱が再び燃え始める。翌日、書いた小説のアドバイスを彩羽に求めた優香だが、「誰も読まないのに真剣になったってしょうがないよ」と拒絶される。彩羽の言葉で作家の夢を諦めようとする優香。そんなとき、優香は彩羽に関するあるものを拾う。
一方、校内では次々に物が燃やされる事件が起こる。事件に無関心だった楠木楓だが、謎の少年に付きまとわれ、一緒に犯人探しをするハメになってしまう。少年と付き合ううちに彼が犯人探しをする理由が見えてくる楓。そして、いよいよ犯人に近づいたとき、2人はある決断を迫られることに。
4人の運命が重なるとき、小さな奇跡が訪れる――。