教室風景

2012/08/20(月) 完成披露試写会

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日本映画学校 大教室、学生ホール 10:00~17:00

電車が遅れたり、久しぶりだったので集合場所を間違えたりした人がいたので10分遅れでスタート。今日は完成披露試写会です。
試写会ということで毎日新聞の記者の方や映画祭広報関係者も来て、いつもよりちょっと賑やかになりました。

前置きもそこそこに上映スタート。夏休みの苦労がグッと凝縮された18分間。100人近い名前が書かれたエンドクレジット。内容はここには書けませんが、作品は彼らの元を離れて観客のものになっていきます。もう後戻りはできません。

上映が終わったところで参加者1人1人の舞台挨拶を行いました。技術講座のときに機材に見向きもしなかった女の子が「照明が楽しかった」と言ってみたり、どうしても俳優をやりたいと言っていた人が「名前のある役をやれて良かった」と言ってみたり、予想外のところで面白味を見つけた人も、最初からやりたかったことで楽しんだ人もいるようです。

KAWASAKIしんゆり映画祭委員長の白鳥あかね(スクリプター、脚本家)と同じくワークショッププロデューサーの千葉茂樹(映画監督)から講評がありました。
舞台挨拶の最後に指導講師の熊澤さんからも一言。「このメンバーで映画を作るのは最初で最後。周りでサポートしていた大人のことは忘れてもいいから、一緒に苦労して映画を作ったメンバーのことは忘れないように」と。


上映会終了後に学生ホールに場所を移して軽い打ち上げ。思い思いに楽しんでいたようです。中には何人かが取材を受けていました。参加者のみんなからスタッフの皆さんへということで代表して熊澤さんが手紙と菓子折りを受け取りました。手紙は後でスタッフで回し読みしましたよ。

午後からは打ち上げの二次会で大半が希望したカラオケへ。保護者の皆様、今日ばかりは最終日ということでご勘弁ください。

慣れた感じでボカロを歌う人や、アニソン一筋の人、大人たちも分かるような80~90年代の曲を歌う人、歌わずに特撮映画トークに花を咲かせる人、秘密の女の子トークをしている人、トニー・スコット監督の突然の訃報に衝撃を受ける人、初めてのカラオケではまってしまった人……。
こう見るだけでも、色々な個性を持った人たちが集まったのだなと改めて感じてしまいます。個性がぶつかり合って、やっと1つの作品が出来上がりました。

名残惜しそうにしている人もいましたが、17時には終了。10月14日の上映会までチーム・プリ’ナミンXは一旦解散です。

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2012/08/10(金) ダビング

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日本映画学校 新百合ヶ丘校舎 ARスタジオ 10:00~17:00

今日は朝10時からダビング作業。
前日のうちに整音指導の方が、皆で録ったり選んだりした音を画に合わせてくれていたので、まずは皆でその音が合っているのか確認するためにラッシュを行いました。
まだ音楽も音も完成状態ではなかったのですが、エンドロールが終わった瞬間に参加生達からは拍手が起こりました。
思わずスタッフ側から「観客か!」のツッコミ。
そこから話し合いをし、BGMや効果音等々練り直して行きました。
BGMを決める際には揉めに揉め、何パターンか見ていくなかで映画の中での音楽の大事さが実感できたことと思います。

今日で、長かった映画制作との戦いが一段落。
皆さぞかし喜ぶかと思いましたが、活動終了時間が近付くと「あとちょっとで終わっちゃう~」と、残念そうな声が聞こえてきました。
初めて出逢う仲間達と初めての体験をしたことが、今後参加生達の中でどのように消化されていくのか楽しみです。

次回の集まりは8月20日の試写会。
みんな、遅れてる学校の宿題頑張ってね!笑

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2012/08/09(木) アフレコ2日目

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日本映画学校 新百合ヶ丘校舎 ARスタジオ 10:00~12:00

昨日予定した通り、アフレコ班のみの作業で他の人達はお休みです。昨日録り切れなかった幾つかのシーンについてのアフレコを行いました。昨日の最後の方の修羅場のような状況とは違って比較的落ち着いてアフレコ作業をしていたと思います。ただ、1箇所叫び声だけはかなり苦戦していました。
お昼前には終了し解散。お疲れ様でした。

明日はダビング(整音)。ポストプロダクションの最後の作業です。

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2012/08/08(水) アフレコ1日目

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日本映画学校 新百合ヶ丘校舎 ワークルーム、第1ARスタジオ、第2ARスタジオ 10:00~17:00

昨日の予定通り生音班、効果音班、音楽(BGM)班、アフレコ班に分かれて、それぞれ作業しました。

生音班はアフレコルームでの作業となりました。昨日までに完成した画を見ながら必要な所に動作音などを加えていきます。例えば、足音などを付け加えるのもこの班です。
PA卓も中学生が操作して録音を開始しましたが、卓を操作していた人が途中でアフレコに抜けたため、技術サポートの川久保さんに交代しました。
ただ、動作音といってもなかなか難しいもので、座る音を録ろうとして人が座っても思った通りの音が出ません。出たのは関節から「ポキッ」と言う音。これには思わずみんな苦笑い。結局靴を履いて大げさに動作をして録音していました。
生音班は順調に進み15時過ぎには完了。まだ終わっていないアフレコ班と音楽班に分散していきました。

効果音班は編集で使用したワークルームで作業をスタートしました。午前中は既存の音源素材から効果音を探しました。午後はレコーダーとヘッドフォンを持って技術指導の植松さんとともに部屋を出て行きました。まずはソファーのある部屋へ行ってソファーに座る音を録音。次は外へ出て屋上の音を録りました。録り始める時にはシーンナンバーを喋ってから本編に使う音を録音。若干、風があったようなので綺麗に音が録れたかちょっと心配です。他にも何箇所か回って音を録った後、15時には戻ってきて録った音を確認していました。

音楽班はワークルームで著作権フリーの音楽素材から適当な音楽を探して行きました。とは言え、著作権フリーの音楽素材も1000曲以上あるので、聞くのも結構な作業。最初のうちは楽しんで聞いていましたが、最後の方はハイテンションになっておかしな盛り上がり方をしていました。それでも何とか必要な音楽は見つかったようです。

アフレコ班は生音班と別のアフレコルームを使用しての作業になりました。PA卓を操作したのはアフレコ台本を用意した2人。このうちの1人はアフレコで演ずる側をやりたくてこのワークショップに参加したらしいのですが、今回は自分の出演したシーンがアフレコ対象にならなかっため、残念ながらPA卓の操作にまわったのだそうです。
そんな彼女が仕切るアフレコだから順調に進むかと思いきや、そう簡単にはいきませんでした。男子俳優陣がなかなか画にあった喋りをすることが出来ず、音と画がずれた状態に。さらに元々台詞もあまり覚えていない状態だったので、何度も録り直しをすることになってしまったのでした。予定通り進まず、泣き出しそうになる一幕も。最後には生音班からの合流組に「遊びじゃないんだよ!」と俳優が一喝されていました。

元々アフレコする箇所が多かったし、アフレコ作業自体が慣れてないとなかなかうまく行かないと言うのもあるのですが、結局アフレコ班は今日中に終了しませんでした。アフレコ班と俳優陣のみ明日も収録作業を行うことになりました。

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2012/08/07(火) 編集2日目

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日本映画学校 新百合ヶ丘校舎 第一トレーニングルーム、大教室、ワークルーム 10:00~17:00

今日も編集です。午前中は昨日の続きの編集をしていきました。ただ、徐々に集中して編集する人と編集に飽きる人の差がはっきりしてきました。撮影が終わって安心したのか、それとも単純にPCを使うことに疲れたのか……。中には本編の編集を放棄し、NG集を作ってしまった人も。これが意外と面白くて……って、そうじゃないですね。

一方で編集を真面目に続けている人たちは淡々と進めていました。そこで、編集講座の最後と言うことでエフェクトのかけ方のレクチャーがありました。フェードイン、フェードアウトなど。ただ、使い過ぎると安っぽい映像になってしまうので、強調したい場面のみに使うよう注意がありました。また、バレ物(写ってはいけない写り込んだ物)を隠すために映像を拡大してトリミングする方法なども紹介がありました。

また、昼前にKAWASAKIしんゆり映画祭のプレイベントをしている昭和音楽大学の学生の方々が取材に来ました。プレイベントで配る冊子にワークショップの活動を紹介してくれるのだそうです。そういうわけで、飽きていた人たちも慌ててまじめに編集しているような格好に。多分、写真では真面目な編集風景になっていると思いますが、実態は……先に書いたとおりです。

午後からは編集ラッシュ。中学生たちにも編集作業はしてもらいましたが、全編を編集するには編集初心者では時間が足りないので、編集サポートの柳圭介さんに並行して編集をしてもらっていました。これを一旦確認し、中学生たちの意図とは違う部分を修正してもらうことに。

大きなところではタイトルの出るタイミング、省いたほうが良いカットについて意見が色々と出ました。後は細かいところについては際限なく出てきます。NGカットや撮ったはずにもかかわらず入っていないカットはきちんと気づいていたので、本当に細かく見ているようでした。これに対し、指導講師の熊澤さん、ポスプロ指導の若林さんとしては時間経過を追うような繋ぎではなく、感情がこれで表現できているかを見るようにとのアドバイスがありました。

画が決まったところで、今度は明日以降の音の準備に入りました。効果音を入れる箇所、アフレコにしなければならないカット、音楽を入れるシーンを確認していきます。意外とこれが時間がかかり、17時ギリギリまでかかりました。

明日は、アフレコ台本を用意するアフレコ班、音を作成する生音班、背景音を収録してくる効果音班、使用する音楽を決める音楽班の4班に別れて活動します。明日も10時からの予定でしたが、アフレコ班の時間が足りないとのことなので、早く来たい場合は8時半から来ても良いということになりました。

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