日本映画学校 新百合ヶ丘校舎 ワークルーム、第1ARスタジオ、第2ARスタジオ 10:00~17:00
昨日の予定通り生音班、効果音班、音楽(BGM)班、アフレコ班に分かれて、それぞれ作業しました。
生音班はアフレコルームでの作業となりました。昨日までに完成した画を見ながら必要な所に動作音などを加えていきます。例えば、足音などを付け加えるのもこの班です。
PA卓も中学生が操作して録音を開始しましたが、卓を操作していた人が途中でアフレコに抜けたため、技術サポートの川久保さんに交代しました。
ただ、動作音といってもなかなか難しいもので、座る音を録ろうとして人が座っても思った通りの音が出ません。出たのは関節から「ポキッ」と言う音。これには思わずみんな苦笑い。結局靴を履いて大げさに動作をして録音していました。
生音班は順調に進み15時過ぎには完了。まだ終わっていないアフレコ班と音楽班に分散していきました。
効果音班は編集で使用したワークルームで作業をスタートしました。午前中は既存の音源素材から効果音を探しました。午後はレコーダーとヘッドフォンを持って技術指導の植松さんとともに部屋を出て行きました。まずはソファーのある部屋へ行ってソファーに座る音を録音。次は外へ出て屋上の音を録りました。録り始める時にはシーンナンバーを喋ってから本編に使う音を録音。若干、風があったようなので綺麗に音が録れたかちょっと心配です。他にも何箇所か回って音を録った後、15時には戻ってきて録った音を確認していました。
音楽班はワークルームで著作権フリーの音楽素材から適当な音楽を探して行きました。とは言え、著作権フリーの音楽素材も1000曲以上あるので、聞くのも結構な作業。最初のうちは楽しんで聞いていましたが、最後の方はハイテンションになっておかしな盛り上がり方をしていました。それでも何とか必要な音楽は見つかったようです。
アフレコ班は生音班と別のアフレコルームを使用しての作業になりました。PA卓を操作したのはアフレコ台本を用意した2人。このうちの1人はアフレコで演ずる側をやりたくてこのワークショップに参加したらしいのですが、今回は自分の出演したシーンがアフレコ対象にならなかっため、残念ながらPA卓の操作にまわったのだそうです。
そんな彼女が仕切るアフレコだから順調に進むかと思いきや、そう簡単にはいきませんでした。男子俳優陣がなかなか画にあった喋りをすることが出来ず、音と画がずれた状態に。さらに元々台詞もあまり覚えていない状態だったので、何度も録り直しをすることになってしまったのでした。予定通り進まず、泣き出しそうになる一幕も。最後には生音班からの合流組に「遊びじゃないんだよ!」と俳優が一喝されていました。
元々アフレコする箇所が多かったし、アフレコ作業自体が慣れてないとなかなかうまく行かないと言うのもあるのですが、結局アフレコ班は今日中に終了しませんでした。アフレコ班と俳優陣のみ明日も収録作業を行うことになりました。