麻生区役所 屋上 9:00~17:00
(1枚目:撮影中風景/2枚目:給水所)
8時40分新百合ヶ丘駅改札前集合。一旦、映画祭事務局に移動し俳優が着替えた後、機材を持って麻生区役所の屋上へ移動。
今日の撮影予定は2シーン。脚本のイメージ通り快晴なのですが、一方で遮るものはなく照り返しも激しい屋上ではこれは凶と出かねない天候でもあります。熱中症対策で1~2カット程度ごとに給水を行うようにして撮影を行いました。
1シーン目は9カットに割っての撮影。最初のうちはさすが中学生なので元気があるのですが、ペース配分が分かっていない部分もあり、徐々に疲れが見え始めるようになりました。役者の疲れもあり、長いカットをやむなく一部細かく割らざるを得ない箇所もありました。それでも何とか12時10分には1シーン目の撮影を終了。午前中には20リットル入る飲料タンク、6リットル入る飲料タンクのいずれも空に。再度、タンク一杯にして午後の撮影に臨みました。
午後は2シーン目の撮影。今回の撮影で一番長いシーン、かつ5行に渡る長台詞があるクライマックスです。11カットに割っての撮影。身を焦がすような灼熱の太陽の下、ほとんど日陰もない中での撮影は本当にしんどい。給水時間になると飲料タンクを置いた踊り場はまるで野戦病院のような状況。しかし、途中で差し入れのアイスを見た途端、元気を取り戻していました……現金だ。
本日のラストカットは走って追いかけるシーン。走り方に緊迫感がないと言うことで、やり直しに次ぐやり直し。さすがに疲れが出ているせいかもしれませんが。5テイク目でやっとOKが出て本日の撮影は16時40分に終了。
最後に残った時間を使って、映画祭チラシ用のスチルを撮影しました。スチルまで自分たちで撮りたいと中学生が言ったのは何年ぶりかな……?こだわりはかなり強いのでしょう。
最後に明日の撮影の打ち合わせ。エキストラが集まらないため、残念ながら明日撮影の一部シーンの台本が差し替えられました。最後にリフレッシュするためかき氷を食べて解散。
大きく体調を崩す人がでることなく終えられたのは心からよかったなと思います。やはり屋外ではこまめな水分補給や休息はとても大事だと実感。気持ちのメリハリもできますし。中学生たちも暑い中よく集中してやってくれたと褒めてあげたいです。