教室風景

2012/07/31(火) 撮影5日目

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麻生区役所 屋上 9:00~17:00

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(1枚目:撮影中風景/2枚目:給水所)

8時40分新百合ヶ丘駅改札前集合。一旦、映画祭事務局に移動し俳優が着替えた後、機材を持って麻生区役所の屋上へ移動。

今日の撮影予定は2シーン。脚本のイメージ通り快晴なのですが、一方で遮るものはなく照り返しも激しい屋上ではこれは凶と出かねない天候でもあります。熱中症対策で1~2カット程度ごとに給水を行うようにして撮影を行いました。

1シーン目は9カットに割っての撮影。最初のうちはさすが中学生なので元気があるのですが、ペース配分が分かっていない部分もあり、徐々に疲れが見え始めるようになりました。役者の疲れもあり、長いカットをやむなく一部細かく割らざるを得ない箇所もありました。それでも何とか12時10分には1シーン目の撮影を終了。午前中には20リットル入る飲料タンク、6リットル入る飲料タンクのいずれも空に。再度、タンク一杯にして午後の撮影に臨みました。

午後は2シーン目の撮影。今回の撮影で一番長いシーン、かつ5行に渡る長台詞があるクライマックスです。11カットに割っての撮影。身を焦がすような灼熱の太陽の下、ほとんど日陰もない中での撮影は本当にしんどい。給水時間になると飲料タンクを置いた踊り場はまるで野戦病院のような状況。しかし、途中で差し入れのアイスを見た途端、元気を取り戻していました……現金だ。

本日のラストカットは走って追いかけるシーン。走り方に緊迫感がないと言うことで、やり直しに次ぐやり直し。さすがに疲れが出ているせいかもしれませんが。5テイク目でやっとOKが出て本日の撮影は16時40分に終了。
最後に残った時間を使って、映画祭チラシ用のスチルを撮影しました。スチルまで自分たちで撮りたいと中学生が言ったのは何年ぶりかな……?こだわりはかなり強いのでしょう。

最後に明日の撮影の打ち合わせ。エキストラが集まらないため、残念ながら明日撮影の一部シーンの台本が差し替えられました。最後にリフレッシュするためかき氷を食べて解散。

大きく体調を崩す人がでることなく終えられたのは心からよかったなと思います。やはり屋外ではこまめな水分補給や休息はとても大事だと実感。気持ちのメリハリもできますし。中学生たちも暑い中よく集中してやってくれたと褒めてあげたいです。

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2012/07/30(月) 撮影4日目/美術制作

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参加者個人宅(撮影班) 9:00~14:00
新百合21ビル 映画祭事務局・談話室(美術班) 10:00~14:00
日本映画大学 白山校舎 学生相談室(合流後) 14:00~17:00

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(写真:制作した小道具の問題用紙)

撮影班と美術班に分かれての行動です。

撮影班は昨日とは別の参加者のお宅を借りての撮影です。撮影するのは家族の会話がある1シーン。
今日は監督が「それイイね!」と言いながら周りの意見を色々取り入れて行ったせいか、若干のスローペース。それでも13時過ぎには撮影も終了し、無事に撤収することができました。撮影のご協力、ありがとうございました。

一方、美術班は買い出しに出かけ、8月1日以降に学校の撮影で使用する小道具や壁の装飾類を作成しました。当初、日本映画大学白山校舎の一室を借りて作業をする予定でしたが、問題用紙の小道具などを作成するのにPCやコピー機を自由に使えたほうがやりやすいとのことだったので、急遽映画祭事務局に変更。そして出来上がったのが写真の問題用紙なのでした。リアリティがあって好評のようでした。

14時から合流して明日以降必要なもの、人などの再確認。校庭のシーンではライン引きが必要なことが分かった一方、それを借りるアテがなかったり、8月1日の教室の撮影では教室中を埋めるだけのエキストラが必要なのですが、現時点で15人程度不足していたりと色々問題がある模様。エキストラについては最終的に集まらなかった場合の脚本を1人が用意する一方で、可能な限りのエキストラを集めることなどが話し合われていました。参加者としては、どうしても教室一杯を埋めた形で撮影をしたいようです。これをお読みの方に、このワークショップに関係してのエキストラ募集の話が来ましたら、是非、寛大な心を持って、参加して頂けるようお願いいたします。

打ち合わせも長引きましたが、17時で現地解散。明日は屋上での撮影です。

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2012/07/29(日) 撮影3日目

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参加者個人宅 9:00~16:00

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(1枚目:屋内でナイトシーンの撮影/2枚目:暗幕を押さえて夜を作る人(大人)/3枚目:実景撮影)

昨日に引き続いての個人宅での撮影。個人宅での撮影はスペースの都合もあるため、最低限の人数に絞って行なっています。そのため、昨日参加した人が今日は休み、昨日お休みだった人が今日は参加と言う形で、半数近くは昨日と違う顔ぶれです。

今日の撮影予定は2シーン。いずれも屋内かつ夜間シーンの撮影です。
昨日同様に夜の部屋を作ったものの1シーン目は部屋の外から人が入ってくるカットがあるため、急遽、暗幕で暗くなる範囲を拡張。暗幕を固定するのが難しかったため、こればかりは大人が手伝いました。人が部屋に入ったあとのカットは比較的テンポよく進み、11時20分までに1シーン目を撮り終えました。

昼休み中に監督(中学生)に指導講師が午後撮影予定のシーンの想定を尋ねると、時間経過があったため、急遽1シーンを3シーンに割ることになりました。ちなみに、この後も映画好き中学生と指導講師の間では映画談義に花が咲いていたようです……。

午後も比較的テンポよく進みました。寝ているシーンを真上から撮影するのは難しいので、役者を起こしたまま撮影するなどの工夫をしていました。最後に暗幕を外して朝のシーンを撮影。14時ごろには予定していたシーンの撮影を完了しました。

予定より早く終了したので、この時間を使って今度は実景(シーンの合間と合間に入れる情景のカット)撮影を実施。「カメラマンのセンスが出るよ」と技術指導の植松さんにツッコミを入れられながらもいくつかの実景を撮影しました。通常のシーンの撮影ではスタートとカットの際に必ず鳴らすカチンコを実景撮影では画面に入れるものの鳴らさないので、ちょっとした戸惑いもあったようです。

最後に15時ごろから片付けと明日の撮影で必要な小道具の確認。小道具で出てくる料理とはどんな料理なのか、話し合いでちょっと時間もかかり16時で終了となりました。2日間お借りした家の撮影も今日で終了し、明日は別のお宅での撮影となります。また、明日は撮影班と小道具班の2班に別れ、明後日以降の小道具の不足を補う予定です。

撮影のご協力ありがとうございました!

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2012/07/28(土) 撮影2日目

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参加者個人宅 9:00~17:00

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オリンピックが始まりましたが、ワークショップの撮影も始まっています。今日から3日間は2軒の参加者の個人宅をお借りしての撮影です。今日は家の前の撮影が1シーン、部屋での撮影が2シーンでした。

今年は役者の姿形にも大変なこだわりを持っています。ウィッグをつけて髪型を変えてまでして、脚本の世界観を大切にしているようです。ただ一方で現実問題、屋外での撮影になるとウィッグをつけていると暑くなってしまうことも確か。髪型が崩れるといけないので、帽子も被れないので、役者には常に日傘をさしていたのでした。

家の前のシーンでは必要なエキストラの調整をしていなかったり、カット割りが中々定まらなかったりと準備不足の面がありました。しかし、急遽スタッフからエキストラを駆り出したり、迷いながらもカット割りを定めてたりして、午前中に何とか1シーンを終了。飲み物として用意していたペットボトルもあっという間に3本終了。

さすがにプロのように段取り良くとは行きませんが、迷っているということは彼らなりにどう撮るかを考えているということなのでしょう。考えなしで適当に撮っているわけではありません。しかし、残念ながら夏休みの長さも、そこから導き出したワークショップの長さも決まってしまっているので、スケジュールを無視してまで考え続けているわけにも行きません。決められたスケジュールの中でもベストを尽くすということを学び取ってもらえればと思います。

お借りした家の方からお昼に差し入れも頂いて、午後はリフレッシュしてスタート。
2シーン目は10カット、3シーン目は2カットに割っての撮影となりました。夜間シーンの撮影だったので、暗幕を使って夜の部屋を作りだしての撮影になりました。どうしても撮影だと最低7~8人程度の人手が必要になってしまいます。これに指導講師を加えた人数が部屋に入って、暗幕で締め切られた状態での撮影となると、どうしても暑くなってしまうのでした。けれども暑い中でも、迷いながらも頑張っていました。

若干遅れ気味だった撮影ペースも後半には挽回して予定通り17時には終了。お疲れ様でした。そして、お宅を貸していただいた参加者のご家族の皆様、ありがとうございました。明日もご迷惑をお掛けしますがよろしくお願いします。

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2012/07/26(木) クランクイン

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新百合ヶ丘駅 8:30集合

ついにクランクインです。場所は新百合ヶ丘駅近くの遊歩道。イメージ通りと言えば、イメージ通りなのですが、雲ひとつない晴天。炎天下のでの撮影となりました。

日本映画大学で衣装に着替えた後、遊歩道へ移動。探り探りの撮影でしたが、やはり現場は楽しそう。さすがに集中力が切れる場面もありましたが、炎天下のなか1日よく頑張りました!遊歩道で撮影したのは3シーン。初日にもかかわらず、この3シーンは16時前には撮影終了。例年のペースだと初日は2シーン程度しか撮れないのですが、かなりのハイペース。

この後、移動し、ゲームで遊ぶシーンを撮影。17時ごろに解散となりました。時間に余裕のある人は残ってラッシュ(撮影した素材を見る)をしました。1人体調を崩した人もいたので、次回以降はこまめに水分補給をするよう、声をかけていきたいと思います。

生活道路での撮影となったため、周辺の住民の皆様にはご迷惑をおかけいたしました。ご協力ありがとうございました。

(※初出時にラッシュを中止した旨を記載していましたが、別動部隊のスタッフに確認したところ、ラッシュを実施していました。失礼いたしました。)

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