教室風景

2012/07/20(金) 脚本制作4回目・ロケハン

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日本映画大学 新百合ヶ丘校舎 14:00集合
日本映画大学 白山校舎 14:00~17:00
新百合21ビル 14:00~19:00

まだ、夏休みに入っていなかった人もいましたが、急遽、午後からの集合となりました。終業式帰りで、制服のままの人もいました。
とりあえず、集合は今まで脚本制作で使っていた日本映画大学の新百合ヶ丘校舎。今日は、脚本組3名とその他ロケハン組の2班に分かれての行動です。

脚本組は新百合21ビルの談話室に移動。宿題で書いてきた脚本をもとに、中学生3名と熊澤さんの4人で脚本の完成を目指して話し合っていきました。

一方、ロケハン組は日本映画大学の白山校舎に移動し、教室のロケハン。白山校舎の教室は、黒板、椅子、机は実際の中学校と変わりませんが、掲示物などは自分達で用意しなければなりません。
黒板周りには何があるか、ロッカーの上には何が置いてあるか等々、話し合いリストアップしていきました。
学校によって掲示物も置物も違うので、話し合いでは各々の主張がぶつかりあい、技術サポートの川久保さんに「うるさい!順番に喋れ!」と、何度も何度も怒鳴られていました。
話し合った結果、借りるものと作るもののリストを作り、借りるものは自分の学校の先生に、教室の備品を持ち出して良いか頼んでみる等するようです。
美術制作に関しても、買い出しから自分たちでやりたいとの意見があり、楽しんで撮影準備ができそうです。

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2012/07/16(月) 技術講座

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麻生市民館 第一会議室 10:00~17:00

いつもと場所もやることも違って、技術講座の1日です。今年の技術指導は日本映画学校講師の植松亮さん。重要な撮影機材。故障すると修理などで撮影が数日ストップしてしまいます。いきなり機材を触るわけにもいかないので、まずは基本的なことから始めました。

まずは機材の受け渡し方。渡す側は「渡した」受け取る側は「もらった」などと言って、必ず意思疎通を図るように練習しました。練習するまでもないと普通は思うかもしれませんが、数キロ~十数キロ程度ある機材も多いので、結構これ重要なんです。

次いで照明の足や三脚の使い方。安定して機材を使うためにはどのように使って行ったら良いのか、触りながら学んでいきます。ただ、積極的に触っていくのは男子ばかり。女子は男子に「覚えておくんだよ!」なんて軽口を叩いていましたが、撮影現場になったら君たちも機材を触ることになるんだよ……大丈夫かな?

午後になってカメラと照明の使い方の説明。距離感、画角、フォーカス、アイリス、色調などの撮影で必要な考え方だけでなく、テープラベルの書き方などの実務的なことも教わっていきます。
ちなみに、今日の講座ではメモは禁止。メモだけとっていると忘れる。体で覚えられなかったら必要なことではないから、必要なことを覚えろとのことだそうです。

一通り教わったところで模擬撮影。撮影、録音、照明、記録……と役割を決めていって、最後にカチンコ。何故かこれだけは大人気でじゃんけんで決めることに。カチンコだけは指導講師の熊澤誓人さんが直に指導。1カットの模擬撮影をした段階で、カチンコの黒板部分が画面から切れていたので、カチンコの役割なども説明しました。

最後に機材のしまい方を確認して、保管場所の事務局まで機材を運んで解散。お疲れ様でした。

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2012/07/14(土) 脚本制作3回目

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日本映画大学 新百合ヶ丘校舎 9:00~17:00

脚本制作も大詰めになって来ました。残った3本の脚本を3班に別れて主題とストーリーと登場人物の人物像について討論。昨日欠席していた人もそれぞれの脚本を読んで自分のやりたいと思う脚本に加わりました。

なかなか纏まらないながらも、何とかそれぞれまとめて11時半から脚本ごとにプレゼンテーション。しかしながら、内容がまとまっていなかったせいか内容があまり伝わらないプレゼンテーションになってしまいました。

やむなく仕切りなおして午後にもう一度プレゼンテーション。

プレゼンテーションをしてみたものの、3本ともやりたいという人がほぼ同数。例のごとく車座になって(だけど今日は椅子に座っていました)、それぞれの作品の改善が必要な点、決定的におかしな点、良いとお持った点などをあげて行きました。

最終的には下記の2つの作品が今回は残念ながら落ちました。
  • Who do you see?(仮):幼馴染の4人がそれぞれ違う人を好きになって四角関係に陥る話。最後は元の友人関係に戻る。
  • Thyme(仮):『伝えること』の重要さをテーマにした作品。いじめにあった子を助けようとするが伝えられず苦しむ。最近のいじめの話題も取り込んでいました。
あと何日かで残りの1作品を脚本に仕上げていくことになります。

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2012/07/07(土) 脚本制作2回目

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日本映画大学 新百合ヶ丘校舎 9:00~17:00

本日も映画鑑賞から始まりました。ただ、いつもと異なるのは普通の作品ではなく昨年のこのワークショップの作品であること。いつもと同様に鑑賞後に作品について議論を行いました。たまたま今日は昨年の参加者が欠席でしたが、彼らが感想を聞いたらどういうふうに思ったか聞いてみたいものです。

ちなみに、彼らだけでなく全体的に今日は欠席者が多い1日となりました。また残念ながら2名がそれぞれの理由でワークショップの参加を辞退することになりました。このワークショップでは、多分中学生たちが思っている以上に、参加者各々が1人の人間として必要な存在になっています。もちろん、辞退するのはやむを得ないのですが、これ以上、1人もかけることなく完成までこぎつけられればと思います。

10時半ころから前回同様、脚本の打ち合わせ。前回から書きなおしてきたものについてテーマとストーリーを説明、議論して行きました。床に座って車座で議論するのもすっかり定着してしまったようです。

極端なあがり症でなかなか部活で結果が出ない話、命の大切さを訴えかける中学生目線の話、友だちがいなかった人が友だちを作っていく話、友だちが遠くへ行くことになってしまって、一騒動起こってしまう話……などなど。

様々な作品がありましたが、意見を出した上で3本に絞られました。
1つはテーマは明確になっているものの、ストーリーとしての肉付けがまだまだ浅いもの。もう1つはストーリーとしてはそれなりにできているものの話し合いの間にテーマがフラ付いてしまい、迷走してしまったもの。最後の1つはやりたいことはあるのだけど、テーマとストーリーが浅く観客の共感をよぶのが難しい状態のもの。

3本ごとに班にわかれそれぞれで議論。班ごとに課題も異なるので話し合う観点も異なっているようです。残った3本の内容は実際に出来た映画のためにお楽しみということで、まだ日誌には書かないでおきましょう。

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2012/06/30(土) 脚本制作1回目

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日本映画大学 新百合ヶ丘校舎 9:00~17:00

前回宿題になっていた作文をまずは回収。原稿用紙1枚でアイディアを練りなおしてきた人から、10枚程度でストーリーを作りこんできた人まで様々でした。

今回も午前中は映画鑑賞し、その後は討論。半世紀以上前の作品だったせいかモノクロの画面と当時の音響に慣れていない中学生たちは、その点については微妙な反応を示していました。ストーリーや構成については時代背景も含めた議論をしていました。

午後からは各自の書いてきた作文とその作品で伝えたいテーマを発表し、疑問点や追加したほうがいいと思うことなどを議論して行きました。作品内容自体の議論は進んでいたのですが、そもそものテーマの議論まであまり踏み込んで行けなかったようなのがちょっと残念。けど、ワークショップ2回目でここまで議論できるのは大したものだと思います。

不思議だったことが1つ。机を使わず椅子だけ並べて車座で議論をしていたのですが、後半になると皆椅子には座らず、椅子の前の床に座り込んで、椅子はただの荷物置きに。絨毯敷きの土足厳禁の部屋なので床に座り込んでも構わないのですが、何故椅子を捨てたのかは謎です。議論で段々前のめりになったので、椅子の前の床に座り込んでしまったんですかね……?

最後に指導講師が脚本を作る上での言ったアドバイスを載せてみます。
  1. 知らないことは恥ずかしいことではない。
  2. 普通、ありきたりなことは恥ずかしいことではない。
  3. 今日はイメージ・アイディア。これを具体的にしていくこと。
  4. 自分の作った設定は本当に他人に伝わるか?解説はできない。
  5. 20~30分の勝負。
  6. アニメではなくドラマを作る。
産みの苦しみはまだまだ続きます。

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