日本映画大学 新百合ヶ丘校舎 9:00~17:00
ついに始まりました、2012年のジュニア映画制作ワークショップ。今年の指導講師は『天国からのエール』の監督でもある熊澤誓人監督。参加者は男子7名、女子10名、計17名が集まりました。過去に応募者数がワークショップの受け入れ可能人数を上回ったことがあったため、興味を持った人が優先的に参加できるよう4年前から募集時に説明会を開いているのですが、説明会を行い始めてから最大の応募人数となりました。
初日の今日はオリエンテーションということで、まずは参加者、指導講師、スタッフの自己紹介、参加時の詳細な注意事項の説明を行いました。自己紹介の時にやりたい役割を訊いてみたのですが、演出パート、技術パート、役者と比較的分散していたものの、やはり重複もしていました。チームで制作する以上、必ずしもやりたいパートが出来るとは限らない、またやりたいパートが出来ないからといって放棄してしまうと、映画制作が成り立たなくなるところがチーム作業の難しいところ。この旨、指導講師からも説明がありました。
今年から新たな試みということで、映画鑑賞が行われました。昼休みを挟んで、見た作品についての討論。まずは各自が面白いと思った点を理由をつけて発表しました。そのあとはフリートークでこのシーンは必要だったのか?必要だったのならば何故か?どういう意味があったのか?この配役はどうだったのか?など、予想外に議論は白熱して行きました。
次いで映画の構成要素や映画を制作する手順について講義を受け、最後に個人面談。参加申し込み時に映画の元になるアイディアを作文にするよう課題が出されていたのですが、その作文についてどのように映画として具体化していけるかを個別に指導していきました。
宿題は作文の具体化を行うことと、夏休みの開始日を調べてくることの2点。次回からは本格的に脚本制作が始まります。